用語解説
Salesforce API連携とは、Salesforceが提供するAPIを利用して外部システムとデータや機能を連携させる実装手法です。SalesforceはREST API・SOAP API・Bulk API・Streaming API・GraphQL APIなど多様なAPIを提供しています。
REST APIはHTTPベースのシンプルな連携に適しており、モバイルアプリ・Webサービスとの統合に広く使われます。Bulk APIは大量レコードの非同期処理に特化し、Streaming APIはリアルタイムのデータ変更通知(PushTopics・Platform Events)に使われます。Connected App(接続アプリ)の設定とOAuth 2.0認証によって、外部システムがSalesforceデータに安全にアクセスできます。MuleSoft・Informatica・Zapierなどの統合プラットフォームもSalesforce APIを活用しています。
どんな場面で活用するか
- 基幹システム(ERP・会計・在庫管理)とSalesforceをリアルタイムで双方向同期したい
- 外部Webフォームから送信されたデータをSalesforceに自動登録したい
- Salesforceのデータ変更をリアルタイムで外部システムに通知するイベント駆動連携を構築したい
よくある誤解
「SalesforceのAPIは無制限に使える」は誤りです。エディションによってAPI呼び出し回数の日次上限があり、超過するとAPIアクセスがブロックされます。また「REST APIさえ使えばどんな操作もできる」は誤りで、メタデータ操作にはMetadata API、大量データにはBulk APIと用途に応じたAPI選定が重要です。
判断のヒント
API設計の考え方:まずデータフローの方向(一方向/双方向)・リアルタイム要否・件数規模を整理し、それに適したAPIを選定しましょう。認証方式(JWT・OAuth 2.0)とAPIバージョン管理のルールを最初に決めておくと、保守性が大幅に向上します。