用語解説
インフィード広告(In-Feed Ad)とは、SNSや動画プラットフォームのフィード(タイムライン)上に、通常のコンテンツと同じ形式・デザインで溶け込む形で表示される広告フォーマットの総称です。Instagram・Twitter/X・TikTok・LinkedIn・Yahoo! ニュース等、多くのプラットフォームで提供されており、ネイティブ広告の一形態でもあります。
ユーザーがスクロールする通常のコンテンツフローの中に広告が挿入されるため、バナー広告やポップアップ広告に比べて広告忌避感が起きにくく、クリック率やエンゲージメント率が高い傾向があります。TikTokのインフィード広告は、通常の動画投稿と同じ体裁でフィードに表示されフォロワー外のユーザーにも届き、いいね・コメント・シェア・保存などのエンゲージメントが発生します。
インフィード広告の効果はクリエイティブがフィードのコンテンツに自然に溶け込んでいるかどうかに大きく依存するため、媒体ごとのコンテンツトレンドに合ったビジュアル・テキスト設計が求められます。LinkedInのインフィード広告は、BtoBターゲティングの精度が高く、役職・業種・企業規模を指定した意思決定者へのリーチが可能です。
どんな場面で活用するか
- BtoB SaaSのマーケティング責任者がLinkedInインフィード広告でホワイトペーパーのダウンロードを促し、フォームリードを獲得する。
- TikTokインフィード広告でBtoC商品の認知を獲得してECサイトへのトラフィックを増やし、SNSから購買までの導線を構築する。
- インサイドセールスがターゲット企業リストを活用してLinkedIn Matched Audienceで配信するインフィード広告で、見込み顧客の認知醸成を行う。
よくある誤解
「フィードに溶け込むので視認性が低い」は誤りです。正しくは、広告であることを明示しつつもコンテンツとして価値ある情報を提供することで、バナー広告より高いエンゲージメントを得られるケースが多くあります。
「全プラットフォームで同じクリエイティブを使い回せる」は誤りです。正しくは、各プラットフォームのフィードデザイン・ユーザー行動・推奨アスペクト比は異なるため、縦型動画が推奨されるTikTok・Instagram Reelsに横型バナーをそのまま流用するのは効果を大幅に損なうリスクがあります。
判断のヒント
導入判断の前にインフィード広告を選択すべき場面は、特定のプラットフォームのユーザー層がターゲットに合致している場合と、コンテンツとして価値ある情報を提供できるクリエイティブが用意できる場合です。広告らしいバナークリエイティブしか用意できない場合は、インフィードよりも検索広告やディスプレイ広告のほうが適している可能性があります。