用語解説
ウォンツとは、マーケティングの基本概念において「ニーズ(欠乏状態)」が特定の製品・サービス・形態への具体的な欲求に変換されたものを指します。
コトラーの定義では、ニーズ(空腹)→ウォンツ(ラーメンが食べたい)→デマンド(購買力を伴う需要)という階層構造があります。マーケターが操作できるのは主にウォンツの方向付けであり、「牛丼でなくラーメン」「ラーメンでも○○店」というブランドプリファレンスの形成がマーケ活動の核心です。潜在的なニーズをウォンツとして顕在化させることが、新市場創造のカギとなります。
どんな場面で活用するか
- 商品企画でターゲットのニーズをウォンツに変換する価値提案を設計する
- 広告コピーで「なんとなく欲しい」というウォンツを刺激して購買行動につなげる
- ブランド体験を設計してカテゴリーニーズを自社ブランドへのウォンツに変換する
よくある誤解
「ウォンツを作れば必ず売れる」は誤りです。ウォンツが購買行動(デマンド)になるには購買力・タイミング・アクセシビリティが揃う必要があります。欲しいと思わせても「買えない」「買いにくい」状態では売上につながりません。
判断のヒント
ウォンツを特定する前にニーズの深さを確認する「流行っているから欲しい」というウォンツは持続しません。そのウォンツの背後にある根本的なニーズが深く・普遍的なほど、持続的な需要を生む製品・サービスの設計が可能になります。