用語解説
入社後定着率とは、入社した社員が一定期間(特に1年以内)在籍し続ける割合を示す採用・HRの重要指標であり、採用品質・オンボーディング・職場環境の総合的な評価指標として機能します。
厚生労働省調査では新卒入社者の約30%が入社3年以内に離職するとされており、早期離職コスト(採用費・育成費・生産性損失)は入社者の年収の0.5〜2倍ともいわれます。定着率の向上は採用コスト削減と組織力強化の両面で経営に直結します。
どんな場面で活用するか
- 新卒・中途入社者のオンボーディングプログラムを設計・改善するとき
- 入社後30日・60日・90日のチェックインミーティングを制度化するとき
- 採用ROIを経営層に報告するためにコホート別の定着率データをまとめるとき
よくある誤解
「定着率は採用後の問題であり採用担当の範囲外」は誤りです。早期離職の多くは採用時のミスマッチ(期待値のずれ・要件定義の甘さ)に起因します。採用担当者が定着率を自分のKPIとして持つことが改善につながります。
判断のヒント
実践ポイント入社後3カ月のパルスサーベイで「仕事の明確さ・関係構築・成長実感・継続意向」の4項目を計測すると、早期離職リスクを持つ社員を早期に特定して介入できます。