GLOSSARY

Top of Mind Awareness(TOMA)

トップオブマインド認知

用語解説

トップオブマインド認知(Top of Mind Awareness / TOMA)とは、スポンタネアス認知調査において、「この商品カテゴリで最初に思い浮かぶブランドは何ですか?」という質問に対し、最初に挙げられたブランドを認知している割合を指します。スポンタネアス認知の中でもカテゴリにおける「記憶の最上位のポジション」を占めているかを測る、最も強力なブランド想起指標です。

TOMが高いブランドは、消費者の購買検討場面において最初の選択肢として浮かびやすいため、商談化率購買転換率・市場シェアとの相関が他の認知指標よりも高い傾向があります。たとえばCRM市場での「営業支援ツールといえば?」という問いに対して最初に「Salesforce」と答える割合がTOMを示します。

BtoBの意思決定プロセスでは、比較検討の候補リストに入ること自体が受注への第一歩であり、TOMが高いブランドはそのリストの上位に位置することになります。TOMを向上させるには、カテゴリとブランドの連想を強化するメッセージの一貫した発信、テレビ・デジタル・PR等のマルチチャネルでの高頻度露出が有効とされています。

どんな場面で活用するか

  • 競合他社とのTOM比較を年次ブランド調査に組み込み、自社のカテゴリでの「ポジション」を定点観測することで、マーケティング投資の効果と競合との勝負状況を定量的に管理する。
  • 新規市場参入時のブランド構築フェーズで、TOM向上を3〜5年の中期目標として設定し、認知施策の予算根拠として活用する。
  • マーケティング責任者や経営層が市場シェアと密接に連動するブランド指標として、TOMを重要KPIの一つとして年次報告に組み込む。

よくある誤解

認知率が高ければTOMも高い」は誤りです。正しくは、認知率が高くても、カテゴリへの連想が弱ければTOMは低いままです。

TOMは消費財のみの指標」は誤りです。正しくは、BtoB市場でも購買候補リスト入りの可能性と強い相関を持つため、SaaS企業や製造業でも重要指標として活用されています。

判断のヒント

KPI設定の手順TOMをKPIとして設定する場合、自社がターゲットとするカテゴリを明確に定義し、そのカテゴリにおける競合のTOMとの差分を把握することから始めてください。現状のTOMが5%未満の場合は認知施策の優先度を高め、20%以上であれば好意度購買意向との連動施策にシフトするタイミングと判断できます。

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