用語解説
Salesforce Apexとは、Salesforce専用のオブジェクト指向プログラミング言語で、JavaやC#に文法が似たサーバーサイド言語です。
Salesforce上で複雑なビジネスロジックを実装する際に使用され、トリガー(Trigger)・クラス(Class)・テストクラスを組み合わせて開発します。すべてのApexコードはSalesforceのクラウドインフラ上で実行されるため、自社サーバーの管理が不要です。ガバナー制限(Governor Limits)と呼ばれるリソース上限があり、SOQLクエリ数・DML操作数・CPU時間などに制約があります。単体テストのカバレッジ75%以上が本番デプロイの必須条件となっています。
どんな場面で活用するか
- フローやワークフローでは対応できない複雑な計算・条件分岐ロジックをコードで実装したい
- レコード保存前後に自動実行されるトリガー処理(重複チェック・関連レコード更新など)を作りたい
- 外部APIとの非同期連携処理をバッチ・スケジューラで実装したい
よくある誤解
「Apexを覚えればSalesforceで何でもできる」は誤りです。Apexにはガバナー制限があり、大量データ処理はBatch Apexの設計が必要です。また「Apexなしでは高度なカスタマイズは無理」という逆の誤解もあり、FlowとLightning Web Componentの組み合わせで多くのケースは解決できます。
判断のヒント
開発の進め方:まずSalesforce公式のTrailheadでApex基礎を学び、Developer Edition組織で練習しましょう。本番デプロイ前に必ずSandboxでテストクラスを作成し、カバレッジ要件を満たしてからリリースすることが鉄則です。