用語解説
クロスセル(Cross-sell)とは、既存顧客が現在利用しているサービス・商品に関連する別のサービス・商品を追加提案・購入してもらうことです。アップセルが「同じ商品の上位版」への誘導であるのに対し、クロスセルは「別の商品・ラインナップ」への横展開です。
既存顧客はすでに信頼関係があり、企業の状況・課題を把握しているため、新規顧客よりも提案の精度と転換率が高くなります。Amazonの「この商品を買った人はこちらも購入しています」が最も有名な事例です。
BtoBでのクロスセルシナリオ
- 採用支援を利用中の顧客への人材育成サービスの提案
- マーケティングツールを導入済みの顧客へのSFAツールの提案
- ウェブ制作を依頼した顧客へのSEOコンサルティングの提案
どんな場面で活用するか
カスタマーサクセスによるクロスセル
定期レビューで顧客の成長課題・新たな痛点を把握し、自社の他サービスで解決できる場合に提案します。顧客の課題起点で提案することが受け入れられやすく、押し売りにならないクロスセルの鉄則です。
マーケティングオートメーションでのクロスセル
特定のサービス利用者向けの関連サービスを案内するメールシーケンスを設計します。顧客のプロフィール・利用状況に応じた自動パーソナライズが効果を高めます。
よくある誤解
判断のヒント
以下に当てはまる場合はクロスセル戦略の整備が有効です。
- 複数サービスを持っているが既存顧客への横展開が進んでいない
- 既存顧客からの収益を新規獲得に頼らずに増やしたい
- CSとセールスが連携したエクスパンション戦略を設計したい